バルセロナ旅行

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●朝 
 朝ホテルからランブラス通り、地下鉄リセウ駅方面に散歩しました。朝8時過ぎでもあたりは静寂で暗いし人気が少ない。居るとしたら「BCNeta!」とロゴの入った清掃業者か犬の散歩くらいです。そうそう、犬の散歩率がとても高いです。昨夜夜中3時くらいまで賑やかだった街なのに人はどこに消えていったのだろうか・・・。街が明るくなると、嬉しくなってカメラを撃ちまくりました。

カサ・バトリョ
 カタルーニャ広場から地下鉄ディアゴナル駅方面に歩くと左側に見えます。詳しい事はその手の専門書を参考にして欲しい。ここは魚?龍?を模したような鱗が外壁に見える生き物のような集合住宅。2002年に来たときには内部へ入れなかったが今回は公開されていたのでお金を払って見学しました。建物の平面は数字の”8”の字状になっていて、吹き抜けが2つあり、”8”の字の交差点に油圧エレベーターと階段室があります。
 部屋は直線らしい直線がなく、全てが有機的で、同じに見える部屋が2つとなく楽しい。現代のアパートメントみたいに家具を置いて行くような事は考えられていなく、全ては最初から家に備わっている、棚も机も。窓ガラスがぶ厚く、飴色で良い趣があり、外から見るとステンドグラスの様な濃い色をしているけれど、内側からは差し込む光が柔らかく感じられます。
 中の吹き抜けは、鱗状の外壁とは対称的で青を基調とした平面タイルはお菓子の家のような、どこかメルヘンチックな趣がありました。エレベーターは今でも動いているけど勇気がなくって乗れませんでした。定員2名の小さなエレベーター。階段室からは各戸の玄関が見えるし、窓も見える。カーテンが掛かっているから誰か供用しているんかな。屋上まで上がると何ともかわいらしい煙突が迎え入れてくれました。

カサ・ミラ
 さらに地下鉄ディアゴナル駅方面に歩き右側に見えます。直線の無い美しい石造り。カサ・バトリョと比較すると華やかではないが、静かな佇まい。平面はオーバルで大きな吹き抜けアリ。ここも入館料を払うと見学させてくれる。中はガウディの一通りの作品が展示されていたり、アパートメント内部を見学することもできた。こちらは高級?お上品な洋館らしい作りで、当時の生活ぶりが家具などで再現されていました。
 屋上に上がると、また煙突の群れ!楽しい!

サグラダファミリア教会
 カサ・ミラを出た通りからシルエットが見えたので、交通機関を使わず歩いて行ってみました。
 説明不要です。100年以上前から作っているのに何故完成できないのでしょうか。不思議で仕方が無い建物です。どうしても視野に入ってしまう高層クレーンも現代の道具なら、もっとスピーディに作れると思うのですが・・・。恐らく私たちが生きている内は完成しないのでしょう。造るそばから壊れて行く、儚い建物。
 生誕の門は華やかな柔らかな温かみのあり(形容詞をいくつ重ねても足りない・・・)、彫刻群が素晴らしいすぎた。日本人の彫刻家、違いの判る男「外尾悦郎」が今でも作っています。一番有名なファサードだと思う。私がお勧めなのはこの門の反対側で「受難の門」。十字架に括り付けられたキリストが粗く石で掘られているが、どことなくモダンアートなカホリを漂わせています。「生誕の門」を見てから「受難の門」に行って見ると、そのギャップから「ここは未完成?」と思いそうです。

コロンブスの搭
 ランブラス通りをフェリー乗り場、水族館方面に歩くと広場の真ん中に見えます。夜見るとライトアップがステキです。昼間は人がさほど居ませんが、夜になるとまた人がうじゃうじゃ屯しています。

●夜
 ランブラスまで戻る途中にレストランに入るが、ボッタクリでした。店の名前は「メキシコ」(なんで、スペインでメキシコなんだよ!と、自分に言い聞かせても良く覚えて居ないのですが。)で、パエリアとカルボナーラを食べて出てきました。ソフトドリンクが大ジョッキで出てくるあたり・・・とても怪しげ。