台湾旅行3日目 ローカル線

 台風は西側に抜けてくれた。電車は台風の影響で東側に一部不通区間があるが、運転している。今日の計画はローカル線の平渓線に乗って平渓站を目指す。平渓は旧暦の1月15日に気球のような天燈(ランタン)に願いをかけて空に飛ばすお祭りで有名です。



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 台湾鉄道で台北から三[豸召]嶺までの切符を用意して区間車に乗る。今日は月曜日なので、学生や会社員で混雑していた。途中、八堵、瑞芳站で乗客のほとんどが降りてしまった。車窓から見える景色も少し田舎っぽい。



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 今日の朝ごはんは台北車站のセブンイレブンで買ったお弁当。またしても茶色。幕の内弁当みたいな彩はまったく無いけど、うまいから良し。ご飯の上に載ったおかずは鶏肉、湯葉、腸詰、高菜?



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三[豸召]嶺站に着いた。ここから平渓線に乗り、十分、平渓、菁銅を目指します。
無人駅かと思ったら駅員さんが一人居ました。乗換えなので、切符を購入しようと話をしますが、メモを見せられた。「11時2分」ん?1時間も先ではないか。日本を出発前にネットで時刻表を見てきたのに・・・。ここまできたら台北に引き返すのにも時間がかかりそうなので、このまま先に進むことにしました。家人の機嫌は悪くなってます。もう帰りたいとか言うてます。
時刻表では10時15分にも電車があって、乗り継ぎがスムーズに行くはずだったんですけど、その10時台の電車は「週六、日 例假行駛」と書いてあるように、土日の臨時ダイヤらしい。台風が無かったら2日目に行く予定だったので、検索したのが土日ダイヤだったんだな。失敗したなー。
站には駅員と清掃員が一人ずつ。1時間に3本くらい電車が“通過”する。停車は1本。待合室には当地のライオンズクラブが寄贈した椅子とコミック雑誌が大量に並べてあった。站周辺には何にも無いので、生活用品は一通り揃っているようです。



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トンネルとトンネルに挟まれた駅。周りを見回すと民家は見えない。前には川が流れていて、下流台北市を通り淡水で海に出る。昨日台風が通り過ぎた後だけれど流れは穏やかで、エメラルドグリーン色をしていた。家人の機嫌はまだ悪いです。



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 ホームと軌道との段差は小さいのでレール沿いを歩くことも出来る。ただ音も無く電車が近づくので注意が要る。待っている間に色んな種類の電車が通り過ぎた。停車する電車の数より通過する電車の数のほうが多い。京浜急行の各駅停車しか停まらない駅よりもマニアックだと思う。
 色んなホームページで見てたけど。来るんなら週末がいいみたいだな。賑わっているみたいだし。この日10時から11時時の間にこの駅を利用したのは我々2人と台北に向かった現地の2人だけでしたよ。



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 あ、やっと電車が来たぜ。出発!駅長にてを振ったら、にっこり微笑み返ししてくれた。ありがとう。
 今まで乗った台鉄の車窓とは違って自然の中を掻き分けていく感じ。



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 大華、十分站前は江ノ電みたいに路面区間になっていて、店先をかすめて走る。十分は台湾のナイアガラと言われる十分瀑布がある。行ってみようかと家人に尋ねるも、即却下。ここら辺からあちこちに天燈をモチーフにした街灯や看板が増えてきた。



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 平渓站に着いた。站は無人。その代わり、土産屋の店員が居た。天燈の形をした飾りやお守りがあって、その中にあった車のお守りみたいなのを買った。



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 台湾に来ると毎回自宅宛にはがきを書いている。今回は平渓から出すことにした。
 近所の土産屋では天燈が100元で売られていて、1月15日の天燈節じゃなくても打ち上げられるよう。家人は機嫌が悪く、早く台北に帰りたいという。仕方が無いのでバスで木柵まで戻ることにした。電車では2時間30分くらいかかったのに、帰りのバスは45分くらい。でもバスで来たらこの雰囲気は味わえなかったね。



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 捷運の忠孝復興站まで戻ってきた。



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平渓ではお昼ごはんも食べずに台北へ戻ってきてしまったので、お昼ご飯にする。以前も食べたことのある「温州大ワンタン」でその大ワンタンと攪拌麺と胡麻の麺を頼んで、僕は胡麻のペーストがごっそり載ったヤツをかき混ぜながら食べた。何だ。乾麺の上に少し塩を加えたピーナッツバターを食べているようだった。今まで食べたことの無い面白い味だった。向こうのテーブルでは出張だろうか、イギリス人っぽい人が肩肘を付きながら、その胡麻の麺を食べている。しかも大盛り。ちょっぴり嬉しかった。



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 駅前の「そごう」とスーパー「大潤發」でお土産を買う。会社用のパイナップルケーキや自宅用のインスタント麺など。ここでも釈迦が売っていたので迷いも無く手に入れた。釋迦 1粒32元。



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 通りがかりの豆花店で餅のような物が入った豆花を食べる。名前は忘れたが、求肥というか白玉というか、もちーーっとした玉。色は地味だが、味は良い。



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 天気は回復してくれたので、スクーターに乗る人が多かった。



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 マンションの外壁。防犯用の鳥篭が付いているけど、空き巣はここまで登ってくるのだろうか。



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夕食の士林夜市。またまた雨が降ってきた。雨宿りする人々で賑やかになった。ここでも魯肉飯と揚げた臭豆腐を食べる。臭豆腐は喉元を過ぎると一気に下水道のにおいになる。でもやめられない。ちなみに煮込んだ臭豆腐のほうが揚げた臭豆腐の10倍は臭いと思う。



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 かき氷屋で思わず抹茶小豆を頼んでしまい、家人の不機嫌は頂点に達する。まぁ台湾で抹茶小豆はないわな。後から反省。この写真は抹茶を平らげた後注文した花生雪片。ピーナッツみたいな油の多い食品でもかき凍りになるんですね。



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 士林の町を守る警察官。士林は違法な屋台が多い。