恩賜上野動物園「真夏の夜の動物園」

syntax_error3032005-08-13

 8月13から15日の三日間限定で東園19時、西園20時まで開園しているので、面白そうなので行ってきました。
 普段閉園時間が近づくと、動物たちのテンションは下がって屋内放飼場の入り口で待っていたりと・・・ちょっと見所が減ったりしますが、今日は違う。もう屋内に入ってしまった動物たちの寝室なども見れたりと、いつもと違った動物園でした。18時過ぎには雷雨が降りましたが何とか雨も止み、遠くで響く東京湾花火大会の音を聞きながら動物園を楽しみました。



 カバのキーパーさんのお話が聞ける「ゆったりカバトーク」は、アフリカ大陸赤道周辺地域のカバ生息数が激減している模様をお話しいただく。配っていただいた資料はこうです。

WWF(世界自然保護基金)は、ウィルンガ国立公園(コンゴ民主共和国)のカバの個体数が95%も減少したという調査結果に、大きな危機感を抱いている。
 約30年前、コンゴ民主共和国の東の国境地帯に位置する世界遺産地域には。約29000頭のカバが住んでいた。しかし、93年には約7000頭に減少、そして今年実施された個体数調査によると、現在生き残っているのは1300頭ほどである事が判った。
 主な原因は、牧草地の開拓によるカバの生息地の減少と見られるが、肉や犬歯を目的とした大規模な捕殺も起きている。今年に入ってから数百頭が毒殺されたという報告もある。

 口頭で伺った話では、食肉としてカバを捕獲すると200人のお腹に入ると言う。意外と知らない話にショックだったが、現地の人にすれば、私たちが口にするウシやブタやトリと同じ感覚なのかもしれない。だから一概に殺してはダメだとも言えないし、向こうの人たちの生活もかかっている。難しいね。こんな話が聞けるから動物園の存在意義は大きい。


小獣館ナイトツアーでは、ムササビやアルマジロが触れた。アルマジロの背中は「硬いが柔らかい。しかも熱い。」なんか判り辛い文章でごめんね。本当になんとも言えない硬さで触った人しかワカラナイですよ。